そらとぶアザラシ

とあるWEBエンジニアの日誌

南極観測船ふじの往復をかわいく楽しめる漫画!【ふじと南極のなかまたち】

たまたまネット記事で見かけた『かんばんに群がるペンギン』のシーンがとてもかわいかったので、南極観測船のこともよく知らないし、上下あわせて買ってみた。

表紙がペンギンと犬だが、ちゃんと主役はにんげんである。

 

南極観測船、ふじ。今も名古屋港で展示されている、表紙の通りの鮮やかなオレンジの船がこの本の舞台である。ふじは南極が夏で氷の薄いうちにオーストラリア経由で南極に行き、越冬隊を残してアフリカのケープタウン経由で日本に戻る。ふじ自体は越冬しないらしい。

 

日本から南極に行く、ということは途中赤道を通る。個人的にお気に入りなのが、赤道付近を通る時に、女装したり(?)、アイスを食べるために並んだり、スコールで身体を洗ったりするシーン。

スコールで身体を洗うシーンでは、犬もしっかり洗われるのだが、流す前にスコールを抜けてしまい、『犬が揚げる前のてんぷら状態なのでもう1度スコール入ってください!!!』というやりとりがとても好き。スコールに入るってできるんだっていう。船ならではの話である。

 

また南極観測船についても何度も出てくるのだが、やはり印象に残るのはバックしてから体当たりして氷を砕くチャージング。現在ではラミングというらしい。実際みたらすごいだろうなあと思って、インターネットを探してみたら、海上自衛隊の公式がしらせのラミングの光景をアップロードしてたので、気になった人はぜひ動画をチェック。3分あたりです。

思ったよりも『乗り上げて、自重で氷を割る』という感じで、これ、もしちゃんと自重で割れなかったらどうするのだろうか…と思ってしまう。 

www.youtube.com

 

ちなみにこの話の舞台となるふじは、書籍の中でも触れられているが、現在名古屋港水族館のそばにいる。

私は知らずに見たので『なんかおれんじのふね』という印象しか残ってないのだが…雪上車も『おれんじがあざやかでかっこいい』という印象しか残ってないのだが…本書を読んで再訪したい気持ちでいっぱいになっている。知らないで行ってあとからそうだったのか〜〜!ってなることあるよね。

nagoyaaqua.jp

 

というわけでみなさんぜひ、名古屋港水族館行く前にはふじと南極のなかまたちを読んでいってください!!私も遠くないうちに再訪したい。

 

 

 

ちなみに、初代南極観測船である宗谷はお台場エリアにある船の科学館にいます。

 

wikipediaに歴代の南極観測船の画像が載っている。

現役の二代目しらせに比べると、ふじも宗谷もかなり小さいのだが、今南極に行ってる人たちもすごいが、こんな小さな船で南極に行った昔の人、すごいな…?

 

ja.wikipedia.org