そらとぶアザラシ

とあるWEBエンジニアの日誌

『送魂の少女と葬礼の旅』を7巻まで全部読んだ。少女の成長と巣立ちと、人間の祈りと欲の話。

3時間の映画で見たい。

 

最初はイラストと衣装が好きで、世界設定もいい感じだな〜と思って読み始めた。

精霊が亡くなった後に呪いを振り撒くのだけど、その呪いに対抗できる送儀師だけが亡くなった精霊を送ることができる。儀式もかっこいいし、荘厳な感じ。ただ、送る儀式で、送儀師は耐性があるながら、呪いを受ける。

主人公のアルピの両親は、送儀師が呪いを受けながら精霊を送らずに済む術を探して、送儀をしながら旅をしていた。そんな両親の後を追うアルピ。

アルピはまだまだ新米なので、旅の中でいろんな人と出会い、成長していく。そんなアルピの成長を見てて楽しいのと共に、アルピの両親の話が解き明かされていくのにとてもハラハラする。

 

今年の5月に最終巻が出てて、とても綺麗に終わっている。私はこの結末、とても好き。ひとりの少女の成長と巣立ちだなあ、って思った。本当に3時間の映画でもう1度見たい。そして、少女が旅で出会った人たちのスピンオフがもうちょっと読みたい。そんな気持ちで、『よかったー!』で終われる。よかった。

 

あと個人的には執事のおじさまと少女の組み合わせ、すごく好き。執事のおじさま、ペレナイのことも色々明かされるのだけど、なんともいえない切なさがあって、とても好き。今思い返すと、全体的に、切ないというか、『人間の祈りと欲の狭間』みたいな感じがたくさんあって、ほんと、全体的な雰囲気がすごく好き。

 

WEBで3話くらいまで読めるのと、LINEマンガとかでも待てば無料で3巻分くらい配信されてるので、気になる人はそのへんからぜひ↓

 

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