そらとぶアザラシ

とあるWEBエンジニアの日誌

ブルーピリオド展行ったら、実在の絵画にもちょっと興味をもった。

25日の土曜にブルーピリオド展行ってきました。

作中ではかなりさらっと流されているみんなの一次試験(自画像)の絵が大きなサイズで見れたり、他にも作中のいろんな絵が大きなサイズで見れたり、キャラ石膏像があったり、作品ファンとしてもすごく面白かったんですが、個人的にもっと見たいなと思ったのが橋田の絵解説コーナー。

作中で実施される『絵の買い付けごっこをやろう』を展示の中でできるのだが、その裏が面白い。いろんなキャラが絵に関するQを投げかけて、橋田が全部打ち返してくれる。個人的に興味深かったのが、『我が子を食らうサトゥルヌス』。
絵だけ見ると巨人が人間を食べている趣味の悪い絵にしか見えないのだが、まず作品のざっくりとした解説として『これは我が子に殺されることを恐れたサトゥルヌスが子どもを食い殺す絵である』で、なるほどただむやみに食ってるわけではない、ということがわかる。ここでキャラの感想として『泣いているように見える』というのを見て、あ、そういう解釈もあるんだというか、してもいいんだ!と思った。

その次のクリムトも面白くて『スカートにできそう!』みたいなコメントに対して、橋田が『クリムトにとっては花も緑も風景を構成する一部でしかないんやろな』みたいなコメントをしてる。これでちょっとクリムトに興味をもった。

 

ここで図録買おう〜〜と決意して、写真撮らなかったんだけど、図録、通販でないといけないらしい。悲しい。私にとっては悲しいのだが、地方の方も図録が通販で手に入るのでぜひ購入してほしい。

 

正直、橋田の解説シリーズ、何冊かわけて出版してほしいな〜と思う。高くていいから大判フルカラーで欲しい。正直ゴッホミュシャも興味がない私がはじめて絵画に興味をもった瞬間だと思う。作中にも橋田解説あったと思うけど、モノクロだったからあんまり興味わかなかったんだよね…。

 

というわけで絵画に興味がない人でも絵画に興味をもてる展示をする漫画ブルーピリオド展、9月27日まで結構長く天王洲でやってるので皆さんぜひ。ちなみに京急線から行くと地味に結構歩くので、夏の間に行く人は気をつけて。あとチケットは電子のみなのでそこも気をつけて。

 

blueperiod-ten.jp